2月12日(月祝)。
立春を巡り、もう暦の上では春という季節ですが、通年はもっと寒さに震えていたような気がします。
でも、この日は、本当に春がもうそこまで来ているな、と感じるほどぽかぽか陽気で、キッチンスタジオの大きな窓からは心地よい陽射しが終始射しこんでいました。
そんなうららかな陽気の日に『豆の教室 べにや長谷川商店《豆×ビーガンフード》』のワークショップが開催されました。
その様子を、モリ乃ネスタッフのヒロミがお伝えいたします!
この日の教室は、10月に開催予定でしたが、諸事情により延期開催となりましたが、有難いことに、ほとんどの方がご都合をつけてくださり、そのままご参加いただくことができました。
そして、今回もスペシャルゲストをお迎えしております!
これまでの豆の教室では、大豆、小豆、えんどう豆、いんげん豆、ひよこ豆と、豆の種類をテーマにしてきました。
そして、今回からは新たに《豆×○○》といった形で、豆と料理のカテゴリー、食材、シーンなどとの組合せを愉しむテーマで企画していくということとなり、この日のテーマは《豆×ヴィーガンフード》です。
世界中の豆や豆料理を取材・研究し続け、豆の可能性を探り広げるために、海外のヴィーガンフードについても取材してこられたという講師の長谷川清美先生から、豆のことはもちろん、豆を存分に使用したヴィーガンフードについても学びます。
本日の内容をお話される長谷川清美先生の後ろで、材料とランチの準備を進めるノブさん、といういつものスタイルです。
この日、使用する豆はこちら。
左から大福豆(おおふくまめ)、青大豆、間作大豆(かんさくだいず)。
炊いておいた豆の様子などを実際に見て確かめながら進めていきます。
おや?!
窓辺の陽射しを浴びて、控えていらっしゃるお方が。
以前にも何度か特別ゲストとしてお越しいただいた、べにや長谷川商店の長谷川ミヨさん!
清美先生のお母さまです。
詳しくは後程レポートします!
今回のメニューは
2種の豆のパテを使ったベジバーガーや豆と野菜たっぷりのスープです。
1つ目の豆のパテは、間作大豆を使用し、トマトや紫玉ねぎと一緒にピタパンに挟み「サジキ」と呼ばれるギリシャ・トルコのヨーグルトディップを添えます。
2つ目は青大豆を使用し、豆乳マヨネーズを塗ったバンズにトマトと玉ねぎ、レタスと一緒にサンドしてバーガーにします。
これらの豆のパテは、それぞれ魚肉不使用ですが、コクを出すため、様々な食材をミックスするので材料がいっぱい!!!
ケールやレモンの皮、ヒマワリの種、カシューナッツ、白米、玄米など、
こんなものが入っているんですね?!という材料も。
各テーブルに振り分けられた材料をひとつづつ、確認をしている皆さん。
これらをフードプロセッサーにかけてパテをつくる工程を2回繰り返します。
青大豆のパテには、マッシュルームや乾燥しいたけがたっぷり。
それぞれのパテを成形して、こんがりと焼いていきます。
こちらは、青大豆のパテをサンドするバンズ。
モリ乃ネで毎月開催している「そば粉の教室」の講師、小池ともこ先生が焼いてきてくださった「そば粉100%のバンズ」なんです!
実はこの日、参加者としてもおみえになっていらっしゃいました!
(写真のどこかにいらっしゃるのを、見つけることができるでしょうか?)
なんて特別なベジバーガー!!!
カットして重ねたまま少し焼きます。
(重ねたままの方が中がふんわりしたまま美味しくいただけると、ともこ先生が教えて下さいました!)
ベジバーガーとは別に、大鍋に仕込んでいるメニューがもうひとつ。
フランス・プロヴァンスのハーブペーストを添えた野菜スープ「スープ・オウ・ピストゥ」。
6種の野菜をじっくりじっくり蒸し炒めをしたものと、大福豆を浸水せずに数種類のハーブやセロリの葉と一緒に煮たものを合わせたスープに、さらにショートパスタを加えたボリュームたっぷりコクや旨味満載の食べるスープです。
「豆は出汁が出る」
またまた目からウロコな知識が飛び出ました!
浸水せずに煮ることで、豆の出汁がでるので、旨味がアップするのだそうです。
焼きあがったバンズやピタパンに、それぞれパテや野菜、ソースを挟み仕上げていきます。
ブロッコリー、パプリカ、かぶの蒸し野菜もお皿に盛り、豆乳マヨネーズをノブさんがアレンジしたソースを添えます。
スープには、更にバジルソースやパルメザンチーズをかけていただきます。
今回も、ボリューム満点なランチとなりました!
皆さん、少しずつカットされてお持ち帰りされていたようです。w
パテは、見た目以上にふんわりやわらかで、ほろほろと口の中でほどけ、「そば粉100%のバンズ」との相性がとてもよく、たまらない味わいに。
このソースがまた、爽やかなのにパンチが効いていてクセになるのです。
スープだけでも様々な香りや味わいが次々とやってくるのに、バジルソースやパルメザンチーズの濃淡で、さらに味変をしながらいただけて、楽しみながら味わえます。
皆さんのお腹も満たされた頃、清美先生が世界各告で取材をされたベジバーガーのお話も、写真を見ながら伺いました。
豆類には良質なタンパク質をはじめ、炭水化物、ビタミン、ミネラルなどがバランス良く含まれており、多くの栄養素を含む豆類は、植物性食品のみを食すヴィーガンにとって、栄養バランスを整えるために欠かせない食材ともいわれているそうです。
またまた「豆」の奥深さを学ぶ機会となりました。
そして!
ランチタイム終了後、お待たせをしました!
この方の登場です!
清美先生のお母さま、長谷川ミヨさんが、北海道遠軽町からお越しいただき、北海道農家のおやつ「ばたばた焼き」の作り方をご披露くださいました。
ミヨさんは「ばたばた焼き伝承士」として、現在も全国各地で「ばたばた焼き」を振舞っていらっしゃいます。
粉の混ぜ具合、焼き加減などのポイントを教えていただきながら、焼きあがったばたばた焼きを食後のデザートにいただきました。
この日使用した豆や、ばたばた焼きに使用したでんぷん、缶詰の煮豆などの販売コーナー。
皆さん、お買い求めいただいていたので、ご自宅でも再現されるのでしょうか。
食卓にのぼるメニューに広がりが出たり、楽しい会話が繰り広げられたら、とても嬉しい限りです。
ご参加いただいました皆さま、ありがとうございました!キッチンスタジオの入口には、常時、べにや長谷川商店さんの豆や、ノブさんセレクトの保存びん、キッチンスタジオで撮影、編集された書籍、講師の方々の書籍なども販売しております。
お越しの際は、是非ご覧くださいませ。
スタッフのヒロミがデザイン・制作を手掛ける服飾雑貨ブランド「tututu design」のエプロンも春夏の新作を納品させていただいています。
スタッフとしてヒロミがおります時は、お気軽に、ご質問などお声掛けくださいね。
最後に《ご参加いただいた方のご感想》
●豆乳マヨネーズが予想外に美味しく、バンズの組立てで味の調和が良かったと感じました。ピタパンでお腹いっぱい。お母さんのばたばた焼きが久しぶりで美味しくいただきました。(60代女性)
●今回はテーブル毎に調理するスタイルでしたが、それぞれの個性も出て面白かったです。長谷川先生の豆料理は、ハーブやスパイスの使い方がとても美味しく、参考になります。ありがとうございました。(40代女性)
●初めての参加でしたが、とても楽しくおいしく、教室の雰囲気も良く。ありがとうございました。(60代女性)
●豆のパテは色々なアレンジができ、色々な料理に使用できそうです。先生の談話は特に勉強に成ります。(50代女性)
●豆は好きだったが、豆の事を知らなかった。豆の事が学べて良かったです。(30代男性)
ご参加いただきました皆さん、どうもありがとうございました!
Comentarios