8月も半ばになりましたね。
これまで、昨年の9月より季節の保存食とそのアレンジレシピのご紹介を中心とした季節のことごとを綴ること1年、また季節が一巡して参りました。
ご愛読くださいました皆さん、ありがとうございました。
暮らしの中に季節ごとの新しい何かを感じたり、取り入れたりすることのご参考になりましたでしょうか。
今後も、モリ乃ネがお伝えしていきたいことごとを『ことごと綴り』として綴って参りたいと思いますが、季節が一巡しましたので、このスタイルのことごと綴りは一旦終了となります。
また、新たなカタチで『ことごと綴り』をお届けして参りたいと思っておりますので、今後ともよろしくお願いいたします。
では、8月2回目の最後のことごと綴りをお届けいたします。
二十四節気の処暑の処は「落ち着く」という意味を持ちます。
「暑さがおさまる」という意味を表していて、厳しい夏の暑さが峠を越す頃です。
朝夕には涼しい風が吹き、虫の声が涼を伴って聞こえてくるでしょう。
ただし、「処暑」のころは昼夜の気温の差や、夏と秋の季節の変化に人の体がついていけず、体調をくずして呼吸器系や胃腸、風邪、夏バテや食中毒にかかりやすい時期でもありますので注意が必要です。
8月 【和風月名 葉月】
立秋 8月7日~8月21日
初候:涼風至(すずかぜいたる) 8月7日頃~8月11日頃
次候:寒蝉鳴(ひぐらしなく) 8月12日頃~8月16日頃
末候:蒙霧升降(ふかききりまとう) 8月17日頃~8月21日頃
処暑 8月22日~9月6日
初候:綿柎開(わたのはなしべひらく) 8月22日〜8月27日頃
次候:天地始粛(てんちはじめてさむし) 8月28日〜9月1日頃
末候:禾乃登(こくものすなわちみのる) 9月2日〜9月6日頃
【秋の食養生・身体養生】
秋の養生についてはこちらをご覧ください。
季節の保存食アレンジレシピ
『プルーンのココアナッツボール』
前回ご紹介しました季節の保存食『プルーンのオレンジ白ワインコンポート』を使ったアレンジレシピです。
オレンジと白ワインと煮たプルーンコンポートとチョコレートとの組合せは格別です!
チョコレートがプルーンの甘酸っぱく濃厚な風味をより引き立たせてくれます。
さらに、コンポートのオレンジの風味と、ナッツとドライいちじくの食感をプラス。
材料をフードプロセッサーにかけて丸めるだけで、香り豊かで大人の味わいのココアナッツボールができます。
コーヒーや紅茶と一緒に、またワインやウイスキーなどのお酒のお供にもおすすめです。
【材料】10個分
・プルーンのオレンジ白ワインコンポート: 60g
・コンポートのスライスオレンジ: 2〜3枚
・ドライいちじく:2個
・ナッツ(無塩のアーモンド・くるみ・カシューナッツなど):100g
・ココアパウダー〈生地用〉大さじ3
・塩:ひとつまみ
〈まぶす用〉
・ココアパウダー:大さじ1〜2
・きなこ:大さじ1〜2
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【つくり方】
①ナッツは、フライパンで香ばしい香りになるまで煎って、冷ましておきます。
②プルーンのオレンジ白ワインコンポートとドライいちじくは、ざく切りにします。
コンポートのスライスオレンジは皮を取り除きます。
③フードプロセッサーに、②のプルーンのオレンジ白ワインコンポート、ドライいちじく、スライスオレンジ、ココアパウダー、塩を入れてペースト状になるまで撹拌します。
①のナッツを加え、ナッツの粒が残るくらいまで攪拌し、生地をつくります。
④生地を10等分にし、広げたラップの上にのせてぎゅっと包んで固め、丸めます。
⑤ココアパウダー5個、きなこ5個のボールをつくります。
ココアパウダー、きなこをそれぞれバットや器に入れます。
丸めた生地を各1個ずつ入れ、スプーンなどで転がしながら表面にまんべんなく粉をまぶし、余分な粉は軽くたたいて落とします。
できあがり♪
*まわりにまぶす粉は、パウダーシュガー、ココナッツファイン、抹茶、ナッツを細かく砕いたもの、ミックススプレーなど、お好みでアレンジしてみてください。
季節の保存食アレンジレシピ『プルーンのココアナッツボール』
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