10月も半ばとなりましたね。
秋が一段と深まり、日が短くなったことを実感できます。
見上げる木々は色づきはじめています。
木々の紅葉には、朝晩の冷え込みが関係しているのだそうです。
朝の最低気温が10度以下になると紅葉がはじまり、気温が低くなるほどに、葉は色鮮やかに染まっていきます。
だんだんと冬も近づいてきました。
ビタミンが豊富な食材や体があたたまる料理を日々の献立に取り入れて、冷え対策を行いたいものですね。
今回は、前回の季節の保存食アレンジレシピと、この季節の暦や養生についてをご紹介します。
10月 【和風月名 神無月 】
寒露 10月8日~10月23日
初候:鴻雁来(こうがんきたる) 10月8日〜10月13日頃
次候:菊花開(きくのはなひらく) 10月14日〜10月18日頃
末候:蟋蟀在戸(きりぎりすとにあり) 10月19日〜10月23日頃
霜降 10月24日~11月7日
初候:霜始降(しもはじめてふる) 10月23日〜10月27日頃
次候:霎時施(こさめときどきふる)10月28日〜11月1日頃
末候:楓蔦黄(もみじつたきばむ) 11月2日〜11月6日頃
【秋の土用 食養生・身体養生】
秋の土用養生についてはこちらをご覧ください。
季節の保存食アレンジレシピ
『栗のおはぎ』と『栗のお汁粉』
前回ご紹介しました季節の保存食『栗の蜜煮と栗ペースト』を使ったアレンジレシピです。
「栗の蜜煮」と「栗ペースト」をつくっておけば、思い立った時に簡単につくれちゃう栗の和スイーツを2つご紹介します。
2023年の十三夜は10月27日。
十三夜は、十五夜と同じく、秋の収穫に感謝しながら、美しい月を愛でる日本で始まった風習です。
栗が収穫できる時期であり、旬のものをお供えしてお月見をしたことから「栗名月(くりめいげつ)」とも呼ばれています。
今度の十三夜(栗名月)は、月見団子もいいですが、栗の和スイーツを召し上がりながらお月見を楽しんでみるというのはいかがでしょうか。
『栗のおはぎ』
「栗の蜜煮」をやわらかいもち米で包み、さらに「栗ペースト」で包みます。
いまの季節限定、栗の風味を存分に味わっていただける、栗づくしの贅沢なおはぎです。
【材料】10個分
・もち米:1合
・砂糖(てんさい糖):5g
・栗の蜜煮:100g (10g/1個分)
・栗ペースト:500g (50g/1個分)
・くるみ(ロースト):10粒
【作り方】
① もち米を炊いて、熱いうちに砂糖を混ぜ、すりこぎで軽くつきます。
② ①を10等分に分けて、1個分をラップにのせ、栗の蜜煮約10gを包みます。
◎栗の蜜煮は割れているものでもよいです。
③ 栗ペースト50gをラップにのせて広げ、②を包み丸く成形します。
④仕上げにくるみをトッピングして完成です。
『栗のお汁粉』
「栗ペースト」と豆乳を合わせた、上品な甘さでやさしい味わいのお汁粉です。
「栗の蜜煮」丸ごと1個と白玉団子でお月見のイメージにしました。
温かいままでも、冷たく冷やしても、どちらでも美味しいです。
【材料】2人分
〈A〉栗ペースト:200g
〈A〉水:75ml
〈A〉無調整豆乳:150ml
・栗の蜜煮:2粒 (1粒/1人)
・白玉粉:30g
・水:30粒
・クコの実:2粒(お好み)
【作り方】
① 鍋に〈A〉を入れ、全体を混ぜながら中火にかけ、沸騰する直前まで温めます。
② 白玉粉に水を加えて柔らかくまとまるくらいに捏ねて、6等分にして丸めます。
熱湯に入れ、浮いてきて30秒ほどしたら冷水にとります。
③ 器に栗の蜜煮と②の白玉団子を入れ、①を注ぎ入れます。お好みでクコの実をトッピングします。
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